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2010.08.31 (Tue)

弦の選別について



 弦に関して熱心に話し合いをする内容は、主にそれぞれのメーカーで作られている製品の良し悪しに関してであって、それ以上のことはあまりないことが多い。

 だが、ことに僕が使っているのが音程その他で評判の悪いオーガスチンの赤ラベルであるから、弦に関しては話したいことがなかなかに多いのである。

 弦に関して、僕が聞く話しをしては、ピッチの安定感、音の大きさ、音質の違い、と云うことである。それでどの弦が自分のギターに合っているのだろうか、と云うことが眼目になってくるようである。

 勿論、弦を1度張り換えたら暫くそのままでいると云うような人々にとっては、弦に関する問題はその程度でよかろうと思われる。

 だが、もう少し頻繁に張り替えようと云うような人にとって、またプロでもアマでも関係なしにとにかく人前で演奏しようと考えるような人であれば、弦の張り換えはほぼ日常の行いと云うことになり、弦の選択は彼らにとって重要な問題となるであろう。

 多くの人は、弦を張ってピッチのよさときちんと調弦したときの音程の良さを確認すると使う場合が多いように思われる。

 ところが、僕には弦に、と云うか我々の耳にある程度の融通性があると思うのであ
る。

 だから仮に音程が許容範囲内で上ずるような弦であっても、すべての弦が同じように上ずっていれば、それは充分使用可能なのである。

 また、その際に何を演奏するのか、によっても使う弦の選択は変わるのである。

 例えば、殊に内声の動きに敏感なバッハなどを演奏するときには、3弦と4弦の響きの具合が揃っていなければ、使うことができない。けれどそのような弦でも他の作品では充分に迫力のある演奏をすることができる場合があるから、バッハやソルで使えない弦でもジュリアーニやヴィラロボスでは使えるかもしれないのである。

 だから僕は、調弦の際に必ずその弦で弾くだろう曲を弾きながら選別をするのであ
る。

 仮に、小気味よく歯切れの良い曲を演奏するときに、必要以上に他の弦と共鳴し合って歯切れを悪くするような弦は使い難い。けれど同じその弦は、暑苦しい響きを必要とするヴィラロボスのような作品を演奏するには最高だったりするかもしれないのであ
る。

.
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