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2021.02.21 (Sun)

民度とかいう美しくない日本語

   youtube松木幸夫 チャンネル


  見たり聞いたりしてあまり快く思えない日本の言葉のひとつに「民度」という言葉がある。


  何となくここ10年とか20年とかいう割合と最近聞き始めたような気がするがそれを見聞きするたびに妙に心地の悪い気持ちになる。


  それで最近その言葉の出典を調べてみた。


  ネットの上位にあったのが陳(Chen) Jun (漢字はとても難しいし日本のPCでは変換できず)という恐らく中国の方が書いた論文で中国ではそんな単語はないそうで「『民度』和製漢語としての可能性」があるというもの。


  また、民度の度が何を意味するのかがよく分からないから手持ちの漢和辞典(三省堂)を見るとという意味として「長さ、ものさし、程度、度合いなど」が出てくるので多分後者の意味を使っているのだろうと思う。


  で、上記の論文が何年のものか分からないのでちょっと心配なのだがそのデータだけ眺めることにしてみた。


  国内でいつ頃初めて使われたかということについてはその論文では1897年であるとされ、辞書に登録されたのは1907年ということだから明治に入ってから使われ始められたんだろうなということは僕にでもわかる。


  初めの頃は「貧富の度合い」というような内容だったようだが、その後には「文明と野蛮」というような意味も含まれるようになった、その他使う人によってかなり含まれる意味が変わってくるような曖昧な言葉に変化したような気が僕自身は持っている。


  で、その言葉がいつの時代に多く使われ、またあまり使われなかったかというと、全部の情報を調べることは困難だったようでそこでは「神戸大学新聞文庫」を調べたのだそうだ。


  明治中期から末期の25年間で朝日読売新聞で使われたのは15件ほど。1912から1945年では461件と一気に増えているそう。


  国会議事録では1947年から1957年までが204件、1957から1967では110件、1967から1977年は50件、1977~1987年は29件、1987~1997年は21件、1997~2007年は36件。


  ベースになるデータが新聞だったり議事録だったりで断言はしづらいけれど第2次世界大戦以前と以降ではその頻度がまるで違うことが分かるだろう。


  ところが最近、つまり2007年以降と言えばいいのか、その言葉を特にネットを中心に見聞きすることが多くて、どうも嫌な気がする。


  この言葉は相手を見下すような場合に多く使われるような気がして、今風にいうとマウントを取りたいときによく使うんだろうと思う。


  なんだか殺伐としているなあというのが今の気持ち。






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