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2015.10.13 (Tue)

必要悪とは云わないけれど

 評論家の本を熱心に読んだのはまだ何も知らない頃の、所謂青二才の頃だったことを思い出しつつ、最近再び小林秀雄の本を読んでいる。


 本の読み方はいろいろあって、面白そうだと思いつつ読み初めて、終いにはもうこの作家の本は読まなくてもいいかなと云うような、その作家と決別するために読むと云うことも意外と多かったりする。


 評論家の書く本が面白いのは、そこに現れるものがそのときの自分の生活とはまったくかけ離れていて、僕なんぞがついぞ読まないだろう難しそうな和歌や短歌を味わい尽くしているような文章に圧倒されながら、しかもその内容については殆どチンプンカンプンと云うような心境のときに読んで感じるものであって、その文章に書かれている短歌やその文章自体の意味が分かってみると、この作家は随分とテンションを上げたり、感受性を数倍程度に敏感にしながら書いているみたいだねえなんて思うと、読み方の勢いが何割か萎んでしまうので、そう云う本とは縁遠くなってしまう。


 だからと云ってこの作家がつまらないと云う訳ではない。


 偶像崇拝の行を読んでいるときに、まあ絵にしても音楽にしても直接的に絵を見たり音楽を聴いたりすることに心細さを感じる人は多くって、だから解説本やその他の参考になりそうなものを頼りにして鑑賞することになるだろうが、ダイレクトに音と付き合えるようになる人は意外と少ないように思われるから「偶像」と云うと語弊があるだろうけれど、そう云う手近なものをたよりに味わうと云うことはある程度やむを得ず必要なことだろうなと思ったりする。


 字幕で映画を見るような感じね。


 まあ仕方ないよね。
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