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2014.02.11 (Tue)

単純なようで複雑な

 ある音楽の作り方が、美しい旋律が変化しながらドラマを形作っていって、それを幾分単純な伴奏が控えめに飾り付けると云った作品、今僕はマイヤーズのカヴァティーナとかターレガが編曲と云うよりも新たに作り直したと云った方がいいようなショパンのノクターンを思い描きながらこの文を書いているのだが。

 単純と云うのは、簡単だとか詰まらないと云ったようなイメージとはまったく無縁の単純な美しさのことで、即ちそれはあっけらかんとした究極と云っていいような紛う方なき美しさを意味するもので、そんな伴奏に乗って美しい旋律が生まれて育って着飾って、そして厚みのあるドラマを経て後、静かに終わったりする。

 先に書いた単純な伴奏とは、独奏の場合では、旋律とは違う音域で同じ歩調を取ると云う内容であるが、その単純さが、旋律と同じ音域に現れて、旋律とは違うリズム系を含むようになると見た目や聴いた感じではいとも簡単な伴奏のように聴こえるのだが、いざそれを弾こうとすればもの凄く複雑な計算をし続けなければならないと云うようななんとも七面倒くさい伴奏に早変わりする。

 そう云う音楽は、ただ黙って聴いていると全体がもやもやとした感じでほんわかした音楽と云うような感じになるように思われるのだが、もやもやと取りつく島がないと云うような感じを出すためにどれだけ複雑なリズム系を刻まなければならないかと云うのは、考えてもそう簡単に分かるものではないが、そう云う効果を出すための曲を演奏しようとすれば、曲の雰囲気とはまったく違う冷静で知的な作業をし続けることが必要になったりする。

 だから演奏家は、性格の悪い人が多かったりするかしないか、についてはよくわからないのだが。

 複雑なものは、ただ練習すればよろしいと云うものでは決してなくて、をれらを身につけるためには、それなりのスキルが必要となったりするのだ。
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