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2013.06.27 (Thu)

音量のこと

 レッスンのために生徒のお宅にお邪魔をすると、新聞に載っていたギターのコンサートのことについて若干苦々しいお顔で仰っていた。

 そのコンサートでは、僕はそれがクラシック音楽としてのギターのコンサートなのか違う分野の音楽としてのギターのコンサートなのか分からないからなんとも返答に困ったけれど、彼が読んだ記事によれば、そのコンサートではマイクがステージ上に乱立だか林立だかしていると書かれてあった、まずそのことに大いに違和感を覚えるのだと仰っていた。

 随分以前からクラシックギター界の巨匠がある規模以上の演奏会ではマイクを使うと云うことを始め、現在では大きなホールで演奏をするような著名な演奏家の方々がマイクを通し、尚且つできるだけ自然な音の出るような仕組みを音響メーカーなどと共同で開発をしたり実践したりしているようだけど、その辺のことに関してそう云う行為を肯定的に見る人々と、否定的に見る人々が現れるのは仕方がないこと。

 ただ僕は音を出す行為には、音楽に対する思いと云うか音楽に対する自分の態度が明瞭に現れると思っているので、とても小さな音しか出すことができないクラシックギターだから大きなホールで演奏するときには当然マイクを使うべしと思うか、例えば管楽器や打楽器に比べたらまったく音量的に歯が立たない楽器ではあるけれど、それでもその楽器が持つ能力のすべてを出し切ろうとする、そう云う姿勢で音楽と向き合おうとするのか、と云うそのどちらの立場を取るのかについては曖昧にできないことだと思う。

 また例えば、音響設備の整っていない体育館などでのアンサンブルで、ギターは音が小さいからマイクを通してやりましょうとなった場合に、そのスピーカーが体育館の天井に吊るされたいくつものスピーカーから出てくるので、今度はマイクを使わない演奏者の音が全然聴こえないと云う苦情が出たりして。

 そうなれば、次のときには否が応でも生音で演奏せざるを得なくなる。

 で、全員生音で演奏してみると、バランスが悪いと思う人が存外少ないことに気づかされて。

 やっぱり楽器の醍醐味は生の音だなあなんて思うのだ。

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テーマ : つぶやき - ジャンル : 日記

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