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2013.02.25 (Mon)

アポロとかディオニュソスとか訳分からん

 平均律なんてとてもひとりで弾けないから、例えば4声のフーガのなかから任意に選んだふたつかみっつだけを弾くことがある。

 4声のフーガから任意にふたつの声部を選んだときの組み合わせは6通り。

 CDで聴いたときには分からない細かい音の移り変わりが露になってとても新鮮に聴こえたりする。

 またそのなかでも弾きやすそうな部分ところならば3つの声部、さらにできそうなところなら全部の声部を弾いてみるが、声部の数が増えれば増えるだけ全体が不明瞭になるのは、相変わらず耳がぼんくらのせいだ。

 しかしながら短い動機で音楽が始まって、その動機が高さを変えて別の声部に現れるときには対旋律が現れ、その後さらにいくつかの声部で主要な動機が現れてフーガの呈示部が終わって、転調され、展開されて次第にクライマックスを迎える。

 その複雑さを必死に聴き取っていくと、まあなんとも云えない気持ちになったりする。

 各声部の全部が常に主役になる資格を持ち、しかもそのときには堂々と主題を提示するが、それに相対する対旋律だって主題の引き立て役になるのではなくしっかりとした自己主張をすることで主役を引き立てる。

 なくてもいい音なんて本当に何一つない緻密で大胆で、しかも色気まで備えたりするそう云う音楽。

 それとは逆に、聴くものの心を弾ませるような単純なリズムを初めから終わりまで奏でる上で、陽気なメロディがリズムに乗って、気分が乗れば旋律はどんどん魅力を増すようにして展開変奏されるような音楽。

 それはニーチェ風に云うならば、アポロ的な音楽とディオニュソス的な音楽と云われそうな違う種類のもの。

 尤も単純だからいい、複雑だからいいとも云えず、単純でも複雑でも素晴らしい作品があればどう見ても駄作もある。

 なんて云うことを考えるのは、いったいどうしたことか。

 自分の思い通りになると考える人、考えない人、訳も分からず自分のやりたいことしかしない人などいろんな人のいろんな個性にちょっと食傷気味になったからかもしれない。
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