fc2ブログ
2013年01月 / 12月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫02月

2013.01.04 (Fri)

メタ言語と付き合って

 昨年末に札幌中央図書館から借りた本のひとつがR.ヤコブソン著「言語とメタ言語(勁草書房)」。

 メタと云う語は、ギリシャ語で「高次な」とか「超」などを表す意味を持つ接頭語らしく、それだけでもなんとなく楽しそうな匂いがしたので借りて読んでが、相変わらずちんぷんかんぷん。

 しかし本文中にある失語症患者においてはメタ言語が欠損している(116頁)と書いてあるところで、ちょっとメタ言語と云う難解な語を「言い換え」と云う語に置き換えて再び読み直してみると、それがなんと云うこともない、我々が何かを話したときに相手に通じなかった場合に別の言い方で伝えるあれのことをメタ言語と読んでいると云うことに遅まきながら気がついた。

 と云うことは、メタ言語が使われる場は、どちらかと云うと主に脳の問題によって起こる場面で使われる、つまり医療現場で使われることが多い用語なんだなあ、するってえと記号学なんて云うのも、それはコミュニケーションのプロセスを詳細に記述するところから始めるから、例えば言語障害がコミュニケーションのどの部分で起こっているのかを知るために考案されたものだと云う風に考えてみると、もの凄く分かりやすくなった。

 恐ろしく抽象的な記述は、恐ろしく特殊な場面で実に具体的な形で表される現象を一般化して記述しようとするところからそう云う世界にいない我々にとっては抽象的に思えるのかもしれないなあと思うに至り、これまで何度も挑んでみたものの読み通せなくて挫折した記号論または記号学に一応のケリがついたように思われた。

 抽象的なことを具体的なものに置き換えて読むと云うことは、言語ばかりでなく例えば、抽象画を見たり、今は結構廃れたようだけど、前衛的な音楽を聴く場合は、フーガなんかのような一見抽象的に見える作品を聴く場合なんかにも、手助けをしてくれそうな気がしたりする。

 と云うことで、これから仕事が始まる。
スポンサーサイト




いつもお越しくださって有難うございます。ブログ村参加して見ました。
お好きなところをクリックよろしくお願いいたします。
にほんブログ村 クラシックブログ 弦楽器へ にほんブログ村 音楽ブログ 音楽教室・音楽学習へ にほんブログ村 クラシックブログへ にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 札幌情報へ


PVアクセスランキング にほんブログ村 松木幸夫的思考 - にほんブログ村

テーマ : 今日のつぶやき。 - ジャンル : 日記

11:23  |  言葉  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)
 | HOME |