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2012.05.30 (Wed)

素っ気ない性分

 根っから単純なものに興味があったのかもしれない。

 例えば、以前デパートで見た一輪挿し、その白磁の鶴首花瓶の色合いと首から胴にかけてのラインの美しさにしばらく見とれていたことがある。
 
 しかしバッハやベートーヴェンなどの作品をよく読んでよく聴いてみればどれだけ緻密に全体を構成しているのかと云うことに驚かされ、また魅了される。

 それらは決して単純ではない、けれど余分なものが一切ない美しさに満ちている。

 いろいろな編曲譜を見ると、そのような余分なものがない作品に、余分なものを付け加えているという印象を与えるものが非常に多く、それが魅力を減らす方向に作用しているように思われた。

 白磁の一輪挿しも、バッハも、ベートーヴェンも、いずれも一切の妥協をしないあっけらかんとした堂々たる存在感をもっている。

 花瓶を作ることは僕は生涯ないけれど、バッハなどの作品を演奏するときには、一切の妥協を許さない堂々とした存在感のある精神に満ちた態度と、きちんと構造を理解してその魅力を損なうことがないように演奏するよう心がけなければならない、と云うような思いだけは十二分にある。

 そんなことは百も承知二百も合点で屋上屋を架すようなもので、牛の耳に念仏である。

 しかしいざそれを実行するのは途方もなく難しいことであって、ついつい意気消沈するのだ。

 で、明後日函館のとある病院で小さなコンサートをするのだが、そこで使うように編曲した歌謡曲の楽譜が、如何にも素っ気ないのだ。

 素っ気あるようにしたいのだが、どうしようもない。

 それが自分の性分なのだから、と諦めていいものかどうか、思案のしどころか。

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10:54  |  楽器  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)
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