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2012.03.29 (Thu)

己を矯める

 普段ならば音楽のことも、その他の四方山話も僕以上に幅広い話題を振りまくような人であっても、いざギターを構えると口数少なく、肩肘はって、地に足の着かない様子になったりする人がいる。

 それどころか、まるで重度の高山病に罹ったように歩行困難になって、意識が朦朧として、簡単な足し算もできないような状態になる人だっている。

 例えば生徒が椅子に座ってギターを構えている後ろから静かに近づき、彼または彼女の肩越しに右手を伸ばす、その刹那彼または彼女の全身に鳥肌が立つのを感じつつ静かに柔らかい指先で彼または彼女のギターの弦を軽く摘む。

 そしてある程度の速さで連続してある弦を弾き続ける。

 次いで、4つ刻みで音を変えてと伝える。

 え!?と驚く人には、ソソソソララララのように4つおきに音を変えてみてと云う、それでも分からない人には、彼または彼女のギターを借りて3弦の開放弦のソと2フレットのラを押さえたり離したりしてソソソソララララと弾いて、こんな感じにしてみてください、と云う。

 大方はそれで事足りるけれど、なかなか器用にできない人には、もの凄くゆっくりと実演してみせてから彼自身に試してもらう。

 それでできたら、ある程度の速さで試してもらう。

 その速さでできたらテンポを少しずつ上げて、彼の限界まで、更に少しずつ限界値を上げて行くようにしていくのである。

 慣れれば、4つおきから2つおき、更にひとつおきに指を動かしてもらうように指示するのである。

 しかし突然何もできなくなって、どうしていいか分かりません、と叫ぶ人が現れたり、ただ途方に暮れたりする人が出てきたりする。

 そんな人は、それまで音をそこまで真剣に聞いたことがない人のようで、細かい音に合わせて弦を押さえたり離したりと云う動作を正確に数を数えて行うことが難しいようなのである。

 楽譜というのはそう云うことが緻密に書かれているので、上に書いたようなことができない人は楽譜を正確に読むことができないということになる。

 その辺を少し修正できれば、ただ上手そうに、速そうに、弾くと云うことだけに囚われることがなくなって、自分の音楽を深めることができるのになあ、と思ったりするのである。
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