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2012.03.14 (Wed)

人それぞれ

 楽器の練習は、下手になるためではなく例外なく上手になるために行われる。

 ボケ防止のためだからと言い訳するような人々であっても、いざ練習を始めれば矢張り難しい曲を弾きたがるものである。

 それは運動選手が、より速く、より高く、より強く、を目指すのと一緒のことで
ある。

 音階も分散和音も誰にも負けないくらい速く弾きたい、それができた時の爽快感は堪らない快感を得ることができる上に仲間の賞讃を一手に受けると云う特典までついている。

 それは演奏家も作曲家も変わらないことで、若い作曲家は細かいことにはあまり気に掛けないで自分の思いをストレートに楽譜に書き表そうとするようである。

 ギターの場合は分散和音はある程度易しく弾くことができるから、難しさを追求しようとすれば、わざわざ弾き難い開離配置や付加音が用いられる以上に音階を弾くことがとても難しい楽器だからそのようなパッセージがところ狭しと現れては消える作品が星の数の如く存在するようになる。

 それは敢えて危険なことにチャレンジする命知らずの如きである。

 アクロバットは見ていてとても感動するものと、なんて莫迦なことをする奴だと、ふたつの感想を持つものに分けられる。

 感動するものは人間の技術の限界を突詰める人の姿であって、バカバカしく思うものはただ危険なことをどうと云うことのない行動に加味する程度の目立ちたがり屋の姿である。

 尤も両者のどちらがより鑑賞する人に感動を与えるか、については僕には分からないことであるからどちらが優れているか、と云うことについては語る言葉はない。

 ただ我々練習を一日の少なからぬ時間を割く種類の人間にとってみれば、限界を究めようとする人々により感動するはずだろうと、思ったりするのだが、そうでもないと云うような人に出くわす機会があったりして、十人十色とはよく云ったものだ、と思ったりするのである。
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12:38  |  楽器  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)
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