fc2ブログ
2011年12月 / 11月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫01月

2011.12.27 (Tue)

暗譜のありがたさ

 日頃のレッスンを見たり聴いたりしていて、どうもあんまり熱心に練習していなさそうに見受けられる人に、ちょっと楽譜を見ないで弾いてみようか、と云って楽譜を綴じて弾いてもらった。

 すると初めのラの音から楽譜を眺めながら弾いていたさっきまでの演奏とは別人のような芯のあるいい響きを伴った音で美しいメロディを美しく弾き始めた。

 勿論いくつかの覚え間違いはあるけれども、とても滑らかに流れの良いのびのびとした、ちょっと堅い言い回しで云うならば流麗な演奏を聴かせてくれた。

 そう云う経験に気をよくした僕は、暗譜が苦手な別の生徒さんにも同じように楽譜を綴じてもらって演奏するように指示した。

 しかしことは想像通りのように上手くはいかず、楽譜を見ないと云う緊張感から身体に余分な力が入って音が堅くなってしまった。

 けれど覚え間違いが意外と少なく、その覚え間違いは結局聞こえていない音であることが判明して、その声部だけを抜き出して弾いてもらうと同じ曲がこれまでとは違う曲のように聞こえたらしくとても新鮮な心持ちで演奏できたと僕に話してくれた。

 但し、最後まで集中力が持たず、途中からまるで人が変わったようにちょいとばかり気の抜けた演奏をして、自分でもどうしようもないと云うような微妙な表情と演奏をしてしまって気持ちの持ちようが如何に大切なことかを改めて感じていたようだった。

 なんとなくいつも通りにやっていることと違うことをやってみて初めて気がつくことに気がつくと云うこと。

 これも苦手な暗譜で演奏してみることの意義のひとつだろうと思われる。
スポンサーサイト




いつもお越しくださって有難うございます。ブログ村参加して見ました。
お好きなところをクリックよろしくお願いいたします。
にほんブログ村 クラシックブログ 弦楽器へ にほんブログ村 音楽ブログ 音楽教室・音楽学習へ にほんブログ村 クラシックブログへ にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 札幌情報へ


PVアクセスランキング にほんブログ村 松木幸夫的思考 - にほんブログ村

テーマ : 音楽的ひとりごと - ジャンル : 音楽

17:56  |  楽器  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)
 | HOME |