fc2ブログ
2011年05月 / 04月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫06月

2011.05.05 (Thu)

羨ましくはない

 練習は予定通りに捗り日を追うごとにいい調子で仕上がってきたものの、本番へのカウントダウンが始まる辺りから、少しずつミスが出始めることに気がつき、練習をすればするほど、本番の日が迫るにつれてどんどんと調子は下降線を辿り始める、なんてことを経験する人はもの凄く多いだろうと思われる。

 それはごく当たり前の考え方からすれば練習を重ね、経験を積むことによって演奏はどんどんよくなると云うことが当たり前のことのように思われるだろうが、現実はそうなることはほとんどなく、その理由は多分某かのプレッシャーに精神が負けたためだろうと思う。

 そのようなことは本番に向けてだけに現れる症状ではなく、例えばレッスンでこの部分を間違えないで弾いてくださいと注文するだけでよく見かける光景である。

 では弾いてください、と指示すると案の定その辺で間違えるから、もう一度今度は真剣に弾いてくださいと注文を追加すると、先程よりも1拍手前で間違えたりするから、もう一度弾いて、とお願いするとさらに1拍手前で間違え始め、結局演奏はものの見事にぼろぼろになってしまうのである。

 そのくらい我々はプレッシャーに弱い生き物なのである。

 人はストレスの多い状況に置かれると、闘争しようとするタイプと逃走しようとするタイプに分かれ、僕らのようなタイプはどんどん逃げようとするタイプに属するのである。

 しかし中にはもの凄くストレスに耐えることが苦手な人がいて、例えば敵に狙われた蛸が墨を吐いて逃げるように、言葉や態度に表れる毒を周囲に吐きまくって他人に与える迷惑を一切顧みずひたすらストレスやプレッシャーから逃げようとする人がいて、もの凄くはた迷惑な存在となる。

 そんな人でも、ある経験を積んで少しずつプレッシャーに対する耐性を身につけて立派な仕事をする人がいるけれど、それ以外の人は相変わらず毒を吐き続けながらマイペースに暮らしている。

 ある意味、羨ましい人々である。
スポンサーサイト




いつもお越しくださって有難うございます。ブログ村参加して見ました。
お好きなところをクリックよろしくお願いいたします。
にほんブログ村 クラシックブログ 弦楽器へ にほんブログ村 音楽ブログ 音楽教室・音楽学習へ にほんブログ村 クラシックブログへ にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 札幌情報へ


PVアクセスランキング にほんブログ村 松木幸夫的思考 - にほんブログ村

テーマ : 自由への道程 - ジャンル : 学問・文化・芸術

20:14  |  精神  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)
 | HOME |