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2011.04.17 (Sun)

読む速さのこと

 以前必死に本の頁を捲りながら何やら考え込んでいる人に「世の中にたくさん本を読んでいる人がいるけれどみんな全部分かって読んでいると思いますか」と暇つぶしのように尋ねられたことがある。

 その時は「多分ね」となんとなく答えたけれど、僕の経験上と云うことは世の中の多くの人は重々存じ上げていることだろうが、読みが速くてたくさんの本を読んでいる人はきっちり内容を分かって読んでいると思っていいと思う、と断言できるだろう。

 理由としては、分からない本の頁を何百頁も捲ることの苦痛は、そんなことを実際にやった者でしか分からないくらい虚しいものなのである。

 内容が面白くて先が知りたければ頁を捲ることが楽しくて仕方ないもので、あっという間に百頁ほども読んでしまうことだってある、が、話しの先行きが分からなくなると加速度的に意味が頭に入ってこなくなり、次第に読む速さが減り、ついには本を読むことを止めて下らないテレビ番組ばかり見るようになるものである。

 それは文字の書かれた本であっても、楽譜であっても、演奏であっても同様である。

 つまらない曲は楽譜を捲ることも苦痛であり、流れてくる音から意識が離れてひとり妄想を募らせることになるのだ。

 練習量とは関係なしに暗譜ができない人は、結局その音楽の筋道がまったく見えていない人なのである。

 そんなことは、読書でも読譜でも、または料理だろうが、なんでも同じことだろうと思う。

 毎回毎回レシピを見なければ同じ料理ができない人は、料理の筋道が見えていない人であるし、誰もがしそうな程度の批評をする人は、その実何も分かっていないと云うことである。

 尤も多くのそんな人は、そのことにすら気がついていないのだろうけれど。
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