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2010.12.20 (Mon)

密やかな音楽

 全ての音楽が、大きなコンサートホールで大勢の観客のために演奏することを目的に書かれているとは云えない。

 室内楽のいくつかはごく狭い空間で演奏するのが、またそのような空間で聴くのが相応しいように思われる。

 例えば、スカルラッティのソナタ、ショパンの多くの作品など、僕はドビュッシーのピアノ曲のいくつかはあまり広くない部屋の中で聴く方が曲の真価が分かるような気さえする。

 クラシックギターは、そもそも音量の小さな楽器であって、殆どの曲は大ホールで演奏することを目的にしていないように思われる。

 更にそのレパートリーの中のある曲は、極々狭い空間で本当に少ない人に対してのみ演奏するのが相応しい曲があるように思われる。

 例えば、プーランクのサラバンドである。

 この曲は、アルカイックと云っていいのだろうか、調性以前の旋法的な音階で書かれたメロディが奏されることで曲が始まり、全体はキリスト教の聖歌を歌う時の形のひとつであるアンティフォーナと云う合唱を二つのパートに分けて交互に歌うと云うような形で書かれている。

 音はとても少なくごく薄いハーモニーと単旋律だけで書かれている。

 全体はとても静かに演奏するように指示されていて、そのように演奏することによってギターの持つ倍音がとても効果的に作用し、音楽が一層際立って美しく感じられるのである。

 例えばそれをどのような会場で演奏すればいいのか、今僕はそれで悩んでいる。
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18:34  |  楽器  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)
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