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2010.06.02 (Wed)

親指に限って



 そろそろ本当に親指のことを書こう。

 まず親指の動かし方で悩む人の何割かは、どこから動かすのがよいか、と云うことで悩んでいる。

 そんなときには「腕をぶらぶら振り回して腕全体の力を抜いてから手を握ったり開いたりして一番楽な感じに動くところ」なんて答えていたことがあったけれど、多くの人は無理矢理力任せに手を開いたり閉じたりを繰り返しているので、僕の説明は説明としてのようをなしていないことが分かった。

 次に、指の付け根から動かすなんて云ったところで、今度は付け根はいったいどこにあるのか、と云う新たな問題を呼び覚ますだけで終わる場合がある。

 とは云え、付け根から動かすのは正しいことだから、次は付け根とは何処かと云う説明をすることになる。

 でもどっちが第一関節なのかよく分からないので、結局曖昧な説明で終わったりす
る。

 これではいけないと、ネットで調べてみたところ、僕が考える親指の付け根の関節は「母指CM関節」であるらしいと云うことが分かった。そこは手首に近い方の関節であ
り、親指の指先の骨から数えて3本目と4本目の間の関節のことである。

 親指は、例えば手首と云う海底に根を張った親指と云う海藻が波に漂うようにふらふらと動くような案配にするのが一番身体に負担が少ない動かし方になる。ふらふらと動かすと云うことはしっかりと踏ん張って動かしているぞ、と云う安心感の全くもてない状態で動かさなければならないと云うことに注意しよう。

 次に弦に当たる場所である。

 親指に限らず一番良い音を出す指の場所は、指先の一番先である。

 他の指は教本にある演奏時のフォームの見本写真などで、だいたい指先に弦が当たるようになっているから問題はないけれど、多くの場合親指は、指の横側で弦を捉えることが多い。このために切れの悪い音をやむを得ず出してしまう場合が多い。

 だから親指のタッチを考え直すときには、一度ギターを弾く指は親指だけであって、他の指は一切使わないと云うような心構えで親指の理想的な音を出せる場所を見つけることが必要になる。

 それで、ある程度の手応え、この手応えもしっかりと自分の耳を鍛えていい音と悪い音の違いを聴き分けなければ、手応えなど得られるはずもないのだが、自分の親指からいい音が出ると云うことをとりあえず認識する必要するがある。

 次の段階は、そのいい音を出せることを分かった親指の音を損なわずに少しずつ弦の当たる場所を横方向に変えて行き、スピードや当て方を変えながら同じような、できればそれ以上の音が出るように動かし方を変えるようにするものである。

 さらに、みんなが気になるのは、親指を動かす方向である。

 いい音を出そうと、少し上方向や下や、前や後ろと云っていいようなありとあらゆる方向に動かす人がいるけれど、そんなことは実のところあまり意味はない。

 弦を理想的に弾くときの動きで一番大切なのは弦から指が離れる瞬間の方向であっ
て、その後の動きはただのフォロースルーとしての役目しかないのである。

 だから、気をつけて練習するポイントとしては、ただ、はじく瞬間の指の当たる深さと方向をミクロ的に感じ取る感受性が必要になるものである。

なんて云う面倒なことはさておき。

 とにかく簡単に指を振り抜くような感覚をまず身に付けることを、僕はお勧めする。

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テーマ : 音楽的ひとりごと - ジャンル : 音楽

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