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2010.04.18 (Sun)

長い曲を弾くときに



 ギターの演奏の場合だけに限らないだろうが、曲の長さの違いによって気持ちの持ちようを少しずつ変える必要がある。

 例えば1分程度の曲。初心者が弾くような易しい曲ばかりでなく、とにかくテンポが速く、故に指使いが難しいのに加えて終始忙しく息つく暇のなさそうなラウロのような作品も、弾いてみるとせいぜい1分で終わると云う作品がある。このくらいの長さならば、ある程度流暢に弾けるまで練習すれば後は度胸を据えて一気に最後まで弾ききろうと思えばできる長さの曲であることに変わりはない。

 この程度の曲は、おそらく短距離走のような集中力を必要とする。今仮にこれを短期的集中力と名付けよう。

 次に5分程度の曲を演奏するときの気持ちの持ち方である。これは基本的には1分程度の曲の延長線で考えることができるだろう。ただし5分程度の曲は、1分程度の曲に比べれば内容が複雑になってくるうえにそれを弾き通すだけの体力が求められる点で、違う。

 ギター曲に限らず、ひとつの楽章で10分以上かかると云うのはそれほど多くないだろう。ギター界では、少なくとも僕は、演奏に10分以上要する曲を大曲と位置づけている。だからこの程度の曲を演奏するときは、それ以下の曲を演奏するときとは多少違った心構えが必要である。

 それは、演奏中と云うのは極度の集中力を必要とするので、それが切れるまでの時間が短いと云うことである。単純に何かに集中するだけならば、かなり長いこと続くだろうが演奏と云う行為はもの凄く体力を消耗するので、それと比例するように集中力も消耗するのである。集中力が切れたらどうなるか、と云えばその瞬間に夢現の、何の実体感のなさそうで記憶を失ったような、目が点になったような心持ちになるのである。

 そのような状態を防ぐためには、集中の度合いを変えることが必要になる。だからいくつかの部分、たとえば大きな段落のところで気分を入れ替えることができれば、気分も体力もある程度リフレッシュできるのである。

 そのようなことを説明して、試させてみると、ある程度最後まで集中して弾くことが出気宇用になったりする。

 だが、そこで問題がすべて解決する訳ではない。

 気分転換初心者は、気分の入れ替えのときに、一度気分が素に戻る程度にまで変える人がいる。そうなると、音楽全体がいくつかの部分に寸断されてしまうのである。

 ひとつの曲がぶつぶつに切れてしまっては音楽として成立することができない。

 だから気分転換がある程度できるようになったら、ぶち切れにならない程度に集中力と緊張感を高めたり、緩めたりするすることを学ぶようになるのである。

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テーマ : 音楽的ひとりごと - ジャンル : 音楽

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