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2010.04.12 (Mon)

ギターと算数の関係



 時によって調弦を変えることが多いと云うことがギターの特徴であると云えないことはない。

 そういう調弦方法を変則調弦と云ったりすることがある。

 それはたった6本しかない弦からできるだけ豊かな響きを得ようと云う演奏者、または作曲者の切なる思いから生まれてきた方法である。

 その最たるものは所謂オープンチューニングと云うものであって、すべての解放弦を鳴らすだけで一つの和音が豊かに高らかに響く調弦方法である。

 物事には、長所があれば短所もある。

 オープンチューニングは特定の調性だけを重視した調律方法だからそのままの調弦を用いて転調することは非常に困難である。

 だからその方法を採用して作られた音楽は、ハーモニーの探求よりも、リズムの面白さや異国趣味的な雰囲気を醸し出すことに精を出しているようである。

 話しは戻るけれど、クラシックギターで一番多い変則調弦は一番低い音の弦即ち6弦をミからレに下げる方法である。

 こうするだけでニ長調やニ短調の主和音が見違えるように鳴り響くことになる。これは大きな長所である。

 短所と云えば、ギターの扱いになれていない人々にとってはどこを押さえたらいったい何の音が出るのかが、皆目分からなくなるようである。勿論通常の調弦でも分からなくて苦労している人は多いだろう。

 さて、6弦をレに下げた状態で例えば「シ♭を押さえてください」と僕が彼らに注文したとする。そのとき彼らはいったい何秒で正確なフレットを押さえることができるであろうか。僕が知っている範囲では、押さえるまでに10秒程度かかった人がいた。勿論そのタイムを出す人が一番遅い訳ではなくて、当然のように途中棄権する人も現れてくるだろう。

 勿論正解は8フレットである。

 これが当たり前にミに調律された弦で考えれば6フレットになり、稀に出てくる6弦をファに調弦された場合は5フレットが正解になる。

 そのような計算が例えば1秒間に1回できればその速さでどんな楽譜でも弾けると云うことが大凡理解されるだろうし、それが0,5秒に1度なら、さらにもっと速ければそれだけ早く楽譜を見ながら演奏することができるようになるはずである。

 尤もそこで使われる計算は、単純な足し算か引き算である。

 リズムを読むときに必要な計算は単純な掛け算か割り算である。

 だからおそらく算数が苦手な人間でも楽譜を読んだりギターの練習を熱心にすれば、ある程度の暗算は得意になるはずである。勿論例外は多いだろうけれど。

 つまり音楽を、殊にギターを練習するためには簡単な四則計算と、ある程度の図形的なものに対する柔軟な認識能力が必要だと云っていいだろう。

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